辻本店創業220周年記念酒!そして今季で終売の9(NINE)!
文化元年(1804年)創業。当時は美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘(現在の銘柄の由来)を受け、
一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていました。
又、当蔵元は古来「うまさけの国」と言われたこの「美作(みまさか)」の地(岡山県北の旧国名)で、
寒冷な気候、良質の酒米と水という、酒造りの好条件に恵まれた環境にあります。
このことは、当蔵の基本方針にも表れていて、長い歴史の中、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことこそ、
造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りに励んでいます。
2007年に先代杜氏が亡くなり、現杜氏・辻麻衣子さんの世代になった際に誕生したのがこの「GOZENSHU 9(NINE)」シリーズ。
「9」という名前には、下記の想いが込められて命名されました。
・清酒の概念んを革新してゆく、女性杜氏を中心とした若い蔵人の数。
・「これで十分」と思うことなく、常に「もう一つ上」を探求し続けるこころ。
・数字の最上位=いまの自分たちがつくりえる、この上ない味わい。
発売から16年、試行錯誤を重ねさまざまな製法に挑戦することで、これまで日本酒に触れたことすらなかった方々にも
新しい「きっかけ」をつくることができ、杜氏を含め蔵人全員も成長を遂げることができました。
そして今後の御前酒において、「雄町」および「菩提もと仕込み」が最も重要なテーマであることから、
今季をもって【終売】となってしまいました。
シリーズ最後の9(NINE)では、これまでの造りで培った知見・技術を詰め込み、まさに集大成として相応しいお酒に仕上がりました。
試飲してみましたが、これまでに味わったことのない、雄町米の旨味と菩提もと仕込みの甘酸っぱさの調和!
飲むたびに味わ深く、時には甘酸っぱさが優勢になったりとコロコロと表情が変わってとても楽しい!
アルコール度数も13度とスイスイ飲みやすいので、もう盃が止まらない!笑
単純な「菩提もと貴醸酒」ではなく、まさに新感覚の菩提もと貴醸酒ですね!
長年愛され続け、これからの御前酒の礎となった9(NINE)シリーズの最後の作品!
泣いても笑っても最後の9(NINE)!一人でも多くの方に飲んでもらいたい1本です!
原材料 | 米(国産)・米麹(国産米)・清酒 |
原料米 | 岡山県産 備前雄町 |
精米歩合 | 65% |
日本酒度 | -16 |
酸度 | 2.5 |
度数 | 13度 |
蔵元 | (株) 辻本店 (岡山県) |