上から読んでも下から読んでも「たのののた」
こちらは、香川県の山間部にある、田野々地区産の山田錦を使用して造られる純米吟醸酒。
つまり、田野々の田んぼの山田錦ってことですね。
そして今川鶴酒造の主力選手である、羽豆くんが手掛けることにより、川鶴の魅力が加速しました。
味わいですが、これがまたとってもジューシー、甘みと酸味と渋みの輪郭がしっかりとしていて、
一口でほっぺたがジーンとするような感じ、葡萄っぽさもあるんで、僕には馴染みがある味わい。
封開けの微かなガス感がチリチリと下を刺激して、ここから楽しませるよ!と言ってるような口当たり。
このふっくらとした味わい、いいですね!山田錦の膨らみと奥深さをキチンと表現している、
それでいて後半に一気に切らす、オレンジの皮にも似た渋が気持ちよく駆け抜ける、雑味無くてきれい。
もともとの川鶴の味わいの方向性は変わらず、羽豆くんの微調整でより川鶴ブランドの解像度が上がったね。
この味わいが川鶴酒造らしいスタイルの一つだと思う、とてもリッチな味わいで旨い。
インパクトあるけど、飲み続けられて、余韻もしっとり、これは多分売れるでしょうね!
今人気の銘柄沢山あるけど、ブランディング無視でブラインドで飲んだら、この酒はトップクラスに食い込むだろうね。
是非、お試し下さい、ちょっと凄いですよ。
原料米 | 田野々地区 山田錦 |
精米歩合 | 58% |
日本酒度 | -4 |
酸度 | 1.7 |
度数 | 15度 |
蔵元 | 川鶴酒造 (香川県) |