香りと味わいのギャップが面白い!いっぱく酒未来ver.!
もともと酒未来というお米は、銘酒「十四代」醸造元 高木酒造さんが開発した酒米です。
高木社長が、数蔵の次世代の若き醸造家に託した酒米、蔵によって大きく変わる表情が楽しい。
福禄寿さんが造る酒未来のお酒は、一白水成らしくふんわりとしたジューシーな印象をしっかりと残しつつ、
バランスをしっかりととった一本に仕上げておりますね、すっきり感も後半には感じます。
他の蔵元さんにも仕込みのことを聞いてみたら、酒未来は造りに関してはとても難しいとのこと。
毎年毎年造り込んで、米の特徴、また米のくせなどを分析していかないといけないらしい。
実力をもった蔵元にもそう言わしめてしまう罪深き酒米、酒未来。
個人的には、一白水成が造る酒未来の純米吟醸が一番ふっくらとしているように感じますね。
色調は、僅かにイエローがかったクリアなクリスタル。
そしてまっすぐかつシャープな、芳しいジューシーなフレーバーが特徴的。
フルーティな甘さだけでなく、ほんのりスパイシーな要素も併せ持つ、奥深い複雑な香りがします。
それでいて、まるで若々しいイチゴを連想させる、酸味が勝った甘酸っぱいテイスト。
舌先では確かにほのかな甘みを感じているんだけど、それ以上に舌全体をキュキュっと引き締める、シャキッとした酸が特徴的!
この酸味のおかげで、全体にシュッと引き締まり、後味もスッキリドライ。
自然と次の杯が欲しくなります。
そして、唾液の分泌が半端ない(笑)
このお酒、香りと味わいのギャップがとっても面白いですね!!
サラリとしていて飲みやすい!そして飲み飽きしない!!
でも温めると、このギャップのインパクトが弱まっちゃうかな。
なので、是非とも冷やしてお楽しみ頂きたいと思います。
白身魚のカルパッチョとかアクアパッツァなんかの良いアクセントとして大活躍すること間違いなし!
あー、考えただけでヨダレが(笑)!!
原料米 | 山形産 酒未来 |
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.3 |
度数 | 16度 |
蔵元 | 福禄寿酒造 (秋田県) |