酸味控えめのブルーラベルもやっぱり旨い!
福羅酒造は、初代 為次郎(ためじろう)自家醸造から始まる。
大正に入り現在地へ。品質の向上と旨い酒を目指して、
造りも地杜氏から出雲杜氏による造りへ移行していく。設立当初は有限会社福羅酒造場ではじまり現代に至る。
「福羅」の「福」の文字は縁起が良いということで、昭和初期ごろまで、「福泉(フクイズミ)」、
「福牡丹(フクボタン)」の銘柄でも販売。
地名の東郷(現湯梨浜町)に因み、銘柄を「東郷」を命名し、後に「山陰東郷」と改名。
地元に愛される酒造りを基本として、「山陰 東郷」の銘酒を数々生み出している。
平成19年酒造年度より自家醸造の道を選び、出雲杜氏の流れを継承しつつ、品質本位の 酒造りに取り組むこととなる。
特定名称酒には、隣町の三朝町産の若き篤農家と契約栽培で作っている山田錦、
町内の契約農家で栽培している酒造好適米の玉栄(たまさかえ)を主に使用しています。
水のきれいなここ山陰ならではの米は、酒造りにひときわ輝きをもたらしてくれます。
こちらは酒米「玉栄」(青ラベル)仕様の火入れ原酒タイプ。
R1BYの青ラベルは「酸っぱニスト」も思わず唸る特徴的な旨酸味が特徴でしたが、こちらは酸味控えめ(笑)
長年東郷に慣れ親しんできた当店としては、酸味ある青ラベルも良いけど昔の青ラベルがやっぱり安心しちゃう!
アルコール度数19度と原酒タイプよろしくパワフルな味わいながら、ほのかに柑橘系のような酸・渋のニュアンスが。
アフターも玉栄らしいキリッとしたキレで、原酒だけど意外に飲み疲れない。
もちろん熱めのお燗も間違いない!50℃以上までガツンと熱燗してフーフーしながらお楽しみください。
アルコール度数高いので、気になる方はほんのちょっとだけ加水してみると劇的に飲みやすくなります。
原料米 | 鳥取県産 玉栄 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | --- |
酸度 | --- |
度数 | 19度(原酒) |
蔵元 | 福羅酒造 (鳥取県) |