ちょっぴりハレの日には、きもと造りの特別なチュン♪を!
濃尾平野の西端に位置し、西に池田山を仰ぎ、初代清太郎から、地元の米「日本晴」を使用して
地元と共に生きる地産地消を目指して、酒造りに取り組んできました。
近年は「日本晴」も姿を消し、昭和53年から岐阜県産米「初霜」を使用して酒造りに励んでいます。
「竹雀でしか表現できない食中酒、そして料理と支え合う柱のようなお酒を造っていきたい」
という考えのもと、きもと造りにチャレンジしたにごり酒の登場です。
蔵元より↓
このお酒は「岐阜県池田町産 山田錦70%」 + 「きもと造り」 + 「酵母無添加」 と、竹雀の『真』の地酒になります。
地元の農家と一緒に米作りから取り組み、きもと仕込みにより蔵に生きる乳酸菌・酵母を育て醸した純米酒です。
従来の「山廃」は普段のお食事に、今回の「きもと」はちょっぴりハレの日にお召し上がりいただけると幸いです。
香りは控えめながら、ほのかに甘みと酸味を感じます。
ややとろみある口当たりに、アタックは比較的強め。火入れ加水されAlc.15度にまとめられることで
きもと特有の存在感ある太めの酸も、だいぶまろやかに飲みやすくなっております。
でも、そこはやはりきもと!含んだ瞬間、甘・酸・旨・渋・苦のさまざまな味わいが口内に怒涛に攻め込んできます!
まるで、七色のグラデーションのごとく、複雑な香味が口内を彩ります(笑)
そしてなんといっても乳白色の滓、なめらかでやさしく、特にお燗で体内に浸み込んでいくようです!
余韻も長めで、飲んだ後も体内から舞い戻るアフターフレーバーがさまざまな香味に変化し続けます。これは面白い!
存在感ある太めの酸に囲まれた奥深くまろやかな甘旨味、それらが舌のあらゆる部分で反応するので、舌が忙しいです!(笑)
そして、時間がたつと香味の様相が次第に変化していくのが面白いです!
このお酒は開栓直後よりも、数日経った後の方が美味いと思う!!
しっかりと発酵させているため、香味の経日変化具合が楽しいお酒だと思います。
常温の時点でとっても美味しいですが、個人的には熱めのお燗が好きだなー。
七色のグラデーションをより顕著に感じられて、ついつい盃を重ねてしまいますね♪
とっても不思議で面白い、飲み応えあるお酒です!日本酒ビギナーからベテランの方まで幅広くお楽しみ頂ける一本です!
頑張った自分へのご褒美など、ちょっとしたハレの日には、ちょっとだけ特別なチュン♪を!
原料米 | 岐阜県池田町産 山田錦 |
精米歩合 | 70% |
日本酒度 | +7 |
酸度 | 2.0 |
度数 | 15度以上16度未満 |
蔵元 | 大塚酒造 (岐阜県) |