日本酒の新基準!いつか世界基準へ!!
カネセ商店が提案する “モダン & クラシック” について
日本酒黄金時代の今、個性ある日本酒を “甘い” “辛い” だけで分けるには限界がある!
また、たくさん種類がありすぎて、どのお酒を選んだら良いかわからない!
この新基準 “モダン&クラシック” は、飲食店様とお客様の「思いの共有」が目的です。
あなたの好みのお酒は、以下の6つのタイプのどこかにあります!
「モダン/ライト」
フレッシュ感があり軽い口当たり。低アルもここに分類されます。
「モダン/ミディアム」
華やかな香りにフルーティで柔らかな味わい。今のトレンドはここに分類されます。
「モダン/フル」
酸がしっかりしたメリハリある生原酒のようなタイプ。生の熟成感があるとここに分類されます。
「クラシック/ライト」
香味は控えめですっきりとした飲み口。新潟淡麗辛口がよい代表例。
「クラシック/ミディアム」
香り控えめながら程良い柔らかな味わい。各蔵元の定番純米酒はここに分類されます。
「クラシック/フル」
熟成感あり、色合いもやや琥珀色。熱めのお燗も受けとめるタイプ。
ご注文する側もされる側も、もっと分かりやすくなると思います!
美味しさをこえる “楽しさ” を目指します!
“モダン & クラシック” 正規案内店
カネセ商店
【解説】
普段、皆さんが日本酒を注文するとき、どのように注文しますか?
人気銘柄?希少な酒?辛口のお酒?価格の安い酒?
日本酒を全く知らない方にしてみれば、何を基準にして選べば良いか分からない。
更に追い打ちをかけるように「無濾過」「中取り」「袋吊り」「瓶燗」「~酵母」「生詰め」「生貯蔵」など、
一般的に理解するのはほぼ不可能。
もちろん、これらのキーワードを楽しまれる方もいます、日本酒を楽しむのに間違いはありません。
ただ、多くのお客様が求めている本当の情報では無いのではないか?
結局は純粋に「自分が一番心地よいと思う酒の味わい」を求めているのであり、先に述べたキーワードは後からの情報で良いと思います。
(例えば、いくらカッコいい & 可愛い服を見つけても、サイズが合わなければ心地良さ半減ですよね?)
「日本酒の楽しさという本質を知ってもらうための基準」
今までの基準では非常に曖昧であり、本当に知りたい情報を得るのは難しいと思います。
例えば、よく出るキーワードのひとつである「甘口」と「辛口」。
個性豊かな日本酒たちの味わいをこれらに分類するのは、正直不可能です。
では、それを「革新(モダン)」と「伝統(クラシック)」というキーワードに置き換えてみたら、どうでしょうか?
「革新(モダン)」と「伝統(クラシック)」
音楽、料理、自動車、ファッション…、どんな世界にも「革新」と「伝統」があります。
(例えば、音楽でいえば「ロック」と「ブルース」、携帯電話でいえば「スマートフォン」と「ガラケー、ショルダーフォン」など)
新潟県三条市にある「玉川堂(ぎょくせんどう)」の社長のお言葉、
『伝統とは革新の連続である』
つまり、「革新」と「伝統」は常に同じライン上にあり、互いにリンクしている。
でも着地点は異なり、またこれらの役割を理解して「日本酒」を楽しんでもらいたい。
これが、“モダン & クラシック” という日本酒の新たな分類スタイルなのです。
日本酒の新基準 “モダン & クラシック”
まず、日本酒における「革新(モダン)」と「伝統(クラシック)」は、大きく以下のように分類されます。
「モダン」 = 冷酒向け、フレッシュ感あるタイプ
「クラシック」 = お燗との相性も良く、落ち着きあるタイプ
これらをさらに、特にワインの世界で味わいの濃淡度の指標としてよく用いられる「ライト」「ミディアム」「フル」という要素を掛け合わせます。
すると、以下の6つのカテゴリーとなります。
「モダン/ライト」
フレッシュ感があり軽い口当たり。低アルもここに分類されます。
例:新政 No.6、残草蓬莱 純米吟醸生原酒 クイーン
「モダン/ミディアム」
華やかな香りにフルーティで柔らかな味わい。今のトレンドはここに分類されます。
例:而今 純米吟醸 山田錦生、屋守 純米中取り 無調整生酒
「モダン/フル」
酸がしっかりしたメリハリある生原酒のようなタイプ。生の熟成感があるとここに分類されます。
例:舞美人 山廃純米生原酒 五百万石、房島屋 純米吟醸生原酒 山田錦
「クラシック/ライト」
香味は控えめですっきりとした飲み口。新潟淡麗辛口がよい代表例。
例:久保田千寿 吟醸酒、旭興 辛口純米酒
「クラシック/ミディアム」
香り控えめながら程良い柔らかな味わい。各蔵元の定番純米酒はここに分類されます。
例:貴 特別純米酒60 火入れ、竹雀 純米火入れ 吟吹雪
「クラシック/フル」
熟成感あり、色合いもやや琥珀色。熱めのお燗も受けとめるタイプ。
例:十旭日 純米酒加水 改良雄町、冨玲 きもと純米酒 山田錦
すべての日本酒は、これら6つのカテゴリーのいずれかに分類されます。
そしてこの分類こそ、お客様が真に求める「自分が一番心地よいと思う酒の味わい」への近道だと思うのです。
このように、「甘口」と「辛口」ではなく、“モダン & クラシック” という分類スタイルに分けると、より分かりやすいと思いませんか?
今の日本酒を先頭で引っ張っているカテゴリーは、「モダン/ミディアム」クラスが中心となっています。
実際、当店取扱い商品のうち人気銘柄は、このクラスに多いと思います。
では、逆のクラシックスタイルは、今のトレンドではなく昔に流行ったお酒という位置付けなのか?
答えは「No」です。楽しみ方の役割が全く異なります。
例えば、日本酒をよく知らない人に、「クラシック/フル」の十旭日あたりを飲ませても、あまりピンとこないと思います。
でも、カマンベールチーズや、バクライなどの珍味を合わせて飲んでもらうと、日本酒を知らない人でも「美味しい!」となるのです。(スタッフも交えて実証済み)
また、「モダン/フル」を飲んでもらって少し思い印象に感じる人には、炭酸割りがオススメです。
元々、旨みや風味(生感)、また酸がしっかりしているので、炭酸で割っても香味が崩れません。
印象がガラッと変わり、そしてピクルスのような酢が軽く効いたようなものと相性◎となります。
日本酒は蔵元の方向性やスタイルで、色々な個性があります。
モダンスタイルのお酒は日本酒の入り口には最適ですし、オススメです。
ただ、クラシックスタイルの良さも知って欲しい。そうすれば、日本酒の楽しさがもっと広がります。
是非ともこの“モダン & クラシック” を活用し、一人でも多くの人がお気に入りの1本と巡り合えることを願っています。
ビバ☆日本酒