阿部酒造の卒業生 坂本くんの酒が入荷!
「あべ」醸造元 新潟県柏崎市にある阿部酒造さんに、研修生として入社した、坂本一浩 氏。
当初、卒業後は地元の横浜で蔵を作るという話を聞いていましたが、
いろんな出会いやタイミングなどがあり、阿部酒造さんから車で15分くらいのところに
「その他の醸造酒」という免許で弥栄醸造という蔵を構えることになりました。
師匠の阿部酒造さんが近くて、良いんじゃないかなと、個人的に思ったりしております。相談もしやすいしね。
今現在(2024.12.14)、蔵の設備などはまだ入っておりませんので、今回の十割麹酒は、
阿部酒造さんで、坂本くんが設計から仕込みまで自分で行っております。
自分も約30年前に4年間蔵人で仕事をしていたことあり、酒造りの大変さ、人づくりの大切さを
しっているので、3年半で独立して一人で造るって、本当にすごいと思います。自分には無理だな...
そんなあべのDNAを受け継いだ坂本くんのファーストヴィンテージが入荷してきました。
今回は極小だったのですが、無理言って多めに仕入れさせて頂きました。有難う!!
設備が入って落ち着いたら、蔵にお邪魔してきたいと思いますので、その模様も後ほどUPしていきます。
初入荷の、ITTEKI (一擲) 十割麹酒!
銘柄の由来は、中国の故事に由来する四文字熟語「乾坤一擲(けんこんいってき)」からきてます。
運命をかけて、のるかそるかの勝負をすることの意らしい。坂本くんの人生をかけた勝負の酒!
先日、サンプルを持ってきてくれて、お先に頂きました。
正直言って、業界人の悪い癖である“先入観”で、十割の麹は重くてダルい酒なんじゃないかと身構えてました。
しかし一口飲んで、その不安な思いなんて軽々とふっとばすくらいの味わいで、杯が進む進む。
口の中で膨らむ旨味、軽めな果実感を伴った味わい、ふっくらうまい、そんな印象。
そして中盤あたりから、そのふっくらとした味がスルスルと消えていく、この流れはどこかで感じたな...
あ!!「あべ」の流れにとても似てるのだ!あべか!!とおもわず発したしてしまった。
なるほどぉ!あべのDNAはしっかりと受け継いでいるわけだ、これはちょっと面白い。
今後は年明けに阿部酒造さんで1本仕込むらしいです、その後は自分の蔵で仕込む感じかな?
新潟県、今ほんと面白いです。あべファンの方も是非応援の程、宜しくお願いします。
原材料 |
米麹(新潟県産米) |
原料米 |
新潟県産米 |
精米歩合 |
(非公開) |
日本酒度 |
(非公開) |
酸度 |
(非公開) |
度数 |
14度 |
蔵元 |
弥栄醸造 (新潟県) |