別蔵にて醸造の、普段の仕込み配合とは異なるお酒!
令和6年1月の震災で蔵が被災…。そして同年9月に記録的な豪雨被害…。
度重なる被災にも負けず、ようやく倒壊した店舗と仕込蔵の解体が始まりました。
こちらは令和6年3月に、石川県羽咋市にある「遊穂」「ほまれ」を醸す御祖酒造さんの酒蔵にて醸造・瓶詰めし、
冷蔵庫内で半年間寝かせたお酒です。
普段使用していた原料とは異なる酒米(山田錦メイン)と酵母(金沢酵母)で、今回限りの仕込み配合となりました。
原料は異なるとはいえ、しっかりと奥能登の白菊らしさはしっかり感じます!
上品な甘みがファーストアタックから感じ、とても気持ちが良い。
その後に控えめな酸がじわじわと広がり、甘み感じる綿菓子から一気に南国フルーツのジューシー感へ。
このスムーズな流れ、また雑味がほんとなくて引っ掛かりがない。
以前の定番純米吟醸酒というよりは、純米大吟醸に近い味わいですかね。
量より質、品質本位の姿勢を感じさせてくれます。しかし原酒なのにとても柔らかくて美味いなぁ~
後半に鼻から抜ける香りと舌にチリチリと渋を感じます、これがまた良いアクセントで味ホッピング!!
奥能登の白菊らしく、そしてよりスマートな甘みを楽しみたい人は、是非お楽しみください。
ゆっくりではありますが、着実に前に向かって一歩一歩歩み続ける白藤酒造店さん。
私たちも、ぜひ飲んで応援していきましょう!!
原料米 |
山田錦92%、五百万石8% |
精米歩合 |
55% |
日本酒度 |
+2.2/td>
|
酸度 |
1.4 |
度数 |
16.8度 |
蔵元 |
白藤酒造店 (石川県) |