蔵見学で見つけた甘酸っぱい熟成酒!協会28号多酸酵母使用!
1886(明治19)年創業、大阪府の最北部、京都に程近い山間部にある、全量純米仕込みの蔵 秋鹿酒造。
1995(平成7)年から自社田にて無農薬の山田錦の栽培を始め、2012(平成24)年には
自社田の全てを米ぬかや酒かすを肥料とした循環型無農薬有機栽培をスタートさせる!
土作り・米作り・酒造り全ての責任を負って仕込む一貫造りで、土にこだわる酒造り、
いわゆるテロワールの考えのパイオニアです。
こだわりの一貫造りで造られた「秋鹿」の特徴は、キレがありながらも米の旨味を最大限に引き出す独特な“酸”!
骨太の“美しい酸”、独特の“甘酸っぱさ”が特徴です。しっかりと心地の良い酸が飲み手を優しく包み込みます。
冷や・常温・お燗でもなんでも来い!「食中酒」という言葉が一番しっくりくる、それが「秋鹿」の魅力です。
酒屋としてではなく、個人的にもイチファンとして追いかけ続けていた大阪の銘酒「秋鹿」!
この度、ご縁がありましてカネセ商店も正規取扱店としてスタートすることになりました。
以前に稲刈りにお邪魔した際、蔵見学時に偶然見つけたのがこちらのお酒、巷では珍しい(?)「協会28号酵母」を使用した生原酒です。
日本醸造協会HPによれば、平成5年より実用化された「リンゴ酸高生産多酸酵母」で、
香気成分は7号酵母のものと同じですが、酸度が1.0~2.0多くなるのが特徴だそうです。
日本酒度-9、酸度3.6という、数値的には一見秋鹿“らしくない”酒質のよう…
ところが、こちらは生原酒でありながら、蔵内で熟成してあります。
やわらかい黄金色を帯びたクリスタルな色調に、トロみある口当たり。
キュッと口内を引き締める酸味を感じつつも、まろやかで厚みのある甘旨味が口内をコーティング、
そして余韻には、ほんのりと蜜蝋のような濃厚な甘いフレーバー!
アルコール度数は15度(原酒)と低めなのにもかかわらず、厚みある旨酸ボディに心地よい熟成感、
それでいてこのシュッとしたキレの良さ!このメリハリ感はたまらんね~!
個性的で一見秋鹿“らしくない”ようで、実は秋鹿よりも秋鹿“らしい”熟成酒です。
「なんやこれ、めっちゃオモロイやんけ!?」と思わず唸ってしまいます(笑)
是非是非お試しくださいませ!
原材料 |
米(国産)・米麹(国産米) |
原料米 |
山田錦 |
精米歩合 |
70% |
日本酒度 |
-9 |
酸度 |
3.8 |
度数 |
15度(原酒) |
蔵元 |
秋鹿酒造 (大阪府) |